かつては炭鉱で栄えたが、すっかり寂れ、高齢化が進む北海道苫沢町。理髪店を営む向田康彦は、札幌で働く息子の「会社を辞めて店を継ぐ」という言葉に戸惑うが…。過疎の町の騒動と人間模様を温かくユーモラスに描く連作集。
フリーの雑文家